寄付が楽しくなる?!「未来社会への投資」という考え方

そもそも寄付自体には見返りはありません。それでは、寄付をする人はどのようなモチベーションを持って寄付をしているのでしょうか?あるデータによると、未来の社会や子供や孫の世代に何かの恩恵があることを願って寄付をする人が多いことが表れています。それでは、そのために寄付する側や寄付を受ける側は何を考え行動すればいいのでしょうか?今回は、未来志向の寄付について解説していきます。

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寄付者は未来志向?

日本ファンドレイジング協会が発行している『寄付白書2015』に「寄付の考え方」として興味深いデータがあります。

Q:寄付は未来社会への投資だと思う

A:そう思う:10.3%、どちらかといえばそう思う:57.1%

この結果から、多くの人が寄付に対して未来志向の考え方を持っていることが分かります。寄付と言えば、見返りがない資金提供だと一般的に言われていますが、それはこの瞬間の自分たちに対してであって、未来の社会に生きる子供たちや孫たちへ何かの形で返っていくことを期待しているのでしょう。

この点に関連して、『寄付白書2015』にはこのようなデータもあります。

Q:寄付を活かして社会にどう変化が生まれたのか知りたい

A:そう思う:16.1%、どちらかといえばそう思う:63.1%

この結果は、未来社会に恩恵が返って来るように寄付をしたのであれば、その寄付がどのように社会に影響を与えることができたのか、変化をうめたのかということを知りたいと考える人も同時に多いということを表しています。

確かに寄付には見返りがない、でも…

既に書いたように、寄付は直接的な見返りがない資金提供ですが、多くの人は未来社会へ対して何かの恩恵が返って来ることを望んでいるということがわかります。では、寄付する側や寄付を受ける側はどのようなことを考えるべきでしょうか?

やはり、大事なのは実現力!

先ほど紹介したデータからもわかるように寄付したお金がどのように未来につながっているのかを知りたいという人は思ったよりも多いことが分かります。だからこそ、寄付を受けた団体には寄付者の期待に応えられる実現力が求められます。ここでいう実現力とは、特定の何かの社会課題を解決するための戦略やアプローチをきちんと実施して、目指している成果をあげていく力のことを指します。

よくビジョンやミッションという言葉で、団体や企業の目指すものを発信していますが、耳触りのいい言葉を並べているだけで、その実が伴っていない場合も残念ながらよくあります。そうではなく、どの程度のどんな課題に対し、どんな戦略を持って、現段階でどの程度の成果を上げられたのかについて積極的に考えていけるところこそが支持を得られやすくなっていくでしょう。

ちゃんとしたところに寄付したい!

そもそも組織体制がしっかりしてなかったり、情報発信がちゃんとできていない団体が、実現力を発揮できるとは到底思えません。そういった意味で、寄付する側も寄付先をきちんと選ぶことが重要になって来ます。

寄付先の選び方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
寄付先の選び方を知って、最高の寄付をしよう!
寄付先として信頼できる団体はここが違う!5つの見極めポイント

日本では寄付文化が成熟していないとよく言われます。これは文化のせいであるとか社会制度のせいであるとか色々と指摘されています。しかし、一定数が寄付をしていることも事実ですし、最近ではクラウドファンディングなど新しい寄付の仕方も生まれています。寄付が実際に成功したという事例を積み重ねることが日本らしい未来志向の寄付文化を生んでいくことになるでしょう。

まとめ

例えば難病の治療法の開発や基礎研究にも多額の寄付金が寄せられています。iPS細胞の研究を行っている京都大学などでもファンドレイザーと呼ばれる人たちが寄付集めに奔走しています。このような寄付をする人たちは、難病を治療できる未来や再生医療の可能な未来に期待をして寄付をしているのでしょう。

冒頭取り上げたデータから、7割程度の人は寄付という行為に対して、未来志向の視点を持っていることが分かります。もちろん、その寄付によって満足感や達成感を得たり、人間関係を作ったりなどといったことも考えられますが、せっかく寄付するのなら将来に対してどういいことがあるのかを知りたいと考えているのでしょう。

寄付によって望んでいる未来を実現するスポンサーになってみるこんな考え方をしてみると、寄付自体とてもエキサイティングなものになるのではないでしょうか。

参考文献

[1]日本ファンドレイジング協会(2015)『寄付白書2015』

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