コミュニティ財団って知ってる?All for Allを地でいく財団のすべて

2018-02-11

コミュニティ財団という存在を知ってますか?最近になって、全国各地で設立が相次いでいて、新しい資金の流れを作り出す主体として注目を集めています。今回は、コミュニティ財団がどんな存在なのかをみていきましょう!

一口に財団というけども…

一口に財団と言うけれども、コミュニティ財団以外にも実はいろいろな種類があります。そもそも財団とは、「何かの目的を持って集まった財産の集合体」のことを言います。その財源がどこから出てくるのかによってタイプ分けされます。どの財団がいいというわけでなく、それぞれがミッションを持って事業を行っています。

 企業財団

企業が上げた利益の一部を財源として、運営されている財団のことです。企業の社会的責任(CSR)への関心の高まりによって数多く設立されていて、企業の事業に関連する分野や経営陣の関心分野への助成金や奨学金などを行っていることが多いです。上場しているようないわゆる大企業はその殆どがが何がしかの財団を持っています。

 外郭財団

地方自治体や政府などが設立した財団です。地方自治体や政府の政策を実施するために様々な事業を行っています。行政に勤めている公務員が出向したり、税金の一部が基金になるなどして、財団の運営をしています。

 プライベート財団

個人によって立ち上げられた財団です。欧米の大富豪が巨額の資金を元に財団を立ち上げて、ユニークな事業を行なっています。個人の影響力が大きい場合が多いので、かなり個性的な事業が展開されています。

例えば、ビル&メリンダ・ゲイツ財団。この財団は名前にもついているようにビル・ゲイツが設立した財団です。アメリカだと圧倒的に稼いだ人が圧倒的な財団を立ち上げ、寄付や助成することも頻繁にあります。

コミュニティ財団

市民が資金を出しあって設立した財団です。コミュニティの名の通り、自分たちが自分たちのために設立し、そのためにお金を使うという財団です。以下で詳しく解説しますが、世界的にも全国的にもその数を増やしていて、少しずつ存在感を高めています。その背景には、これまで通りの社会保障のあり方では対応しきれない社会問題が多くなっていることで、新しいお金の流れを作らなければならなくなったことが挙げられます。

市民の市民による財団=コミュニティ財団

自分たちが直面している問題を解決するために、自分たちでお金を出し合いそのお金を活用するというコンセプトを持つのがコミュニティ財団です。伝統的なお金の流れとは違う流れを作る存在として注目が集まっています。

地域が抱える社会課題を解決するために積極的にお金を使うことで、通常お金の流れにくいところに流れるようになります。また、資金提供者(寄付者)とその受け手とを、共感に基づいてマッチングすることでコミュニケーションを作り出すことも大きな特徴です。

全国に広がりつつあるコミュニティ財団

休眠預金などの動きも合間って、存在感を高めつつあります。コミュニティ財団協会というコミュニティ財団の互助団体も立ち上がるなど広がりをみせています。コミュニティ財団協会のウェブサイトではこのように記載されています。

本法人は、コミュニティ財団の健全な発展を通じて、市民社会のより一層の成熟と市民が主体的に取り組む地域社会の課題解決を促し持続可能性を高め、公共の利益を増進することを目的として設立をしたコミュニティ財団の全国組織です。全国のコミュニティ財団が集まり、協働による政策提言や運営から事業までよりよいコミュニティ財団運営を目指して相互研鑽に取り組んでいます。

しかし、このような流れの一方で、体制やガバナンスの強化、成功事例の形成、認知度の向上等々やることはたくさんあります。特に、お金を扱う存在としての信頼性をあげていくことは何にも増して重要なことだと言えるでしょう。

まとめ

コミュニティ財団は、自分たちで自分たちの抱える課題を解決するための一つの手段として誕生しました。今後、日本でも広がりを見せていくものと思われますが、一方で信頼性や透明性といった面を強くする必要性も高まってきました。これから、コミュニティ財団がどのような広がりや展開を見せていくのか、今から注目ですね!